生成AIを使ったことがある人は58.8%|当院の調査にご協力いただいた患者さん156名の問診票にも生成AIの記入が2件

— この記事の監修者
湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長
日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。
プロフィール詳細を読む →医療機関の探し方に加わった生成AI
医療機関を探すとき、人はどこで情報を得ているのでしょうか。検索や医療機関のホームページに加え、ここ数年で生成AIという新しい手段が広がっています。
国の調査で全体の傾向を確かめ、そのうえで、1つの歯科医院の問診票に何が書かれていたかを数えました。
生成AIを使ったことがある人の割合

- 全体(15〜69歳)58.8%/20歳以上に限ると52.2%
- 15〜19歳 91.7%/20代 78.2%/30代 56.3%/40代 49.0%/50代 44.2%/60代 33.5%
白書は、利用経験の割合がこの1年間で大きく上昇したとしています(2025年度の調査から15〜19歳が対象に加わっています)。
病院の外来患者の情報の入手先
- 情報を入手している人:80.9%(厚生労働省 令和5年受療行動調査・一般病院の外来患者)
- 情報を入手している人のうち「家族・友人・知人の口コミ」68.0%
- 「医療機関が発信するインターネットの情報」29.5%
- 「医療機関・行政機関以外が発信するインターネットの情報(SNS、電子掲示板、ブログの情報を含む)」18.9%
- 「行政機関が発信するインターネットの情報(医療機能情報提供制度など)」4.1%
2023年に行われたこの調査の選択肢には、生成AIは含まれていません。
当院の問診票に現れた生成AI
当院の問診票は選択肢に生成AIを用意していない様式でしたが、患者さん自身の言葉として生成AIの名前が書かれていました。件数は少ないものの、医療機関を知る入口の1つとして生成AIが現れ始めていることを、記録の側から確かめられました。
この分析について

総務省の調査はインターネット調査の回答者(15〜69歳)、受療行動調査は一般病院の患者を対象としており、対象が異なります。2つの数字を同じ人たちの割合として比べることはできません。受療行動調査の割合は情報を入手している人を分母としたもので、歯科診療所の患者は含まれていません。
当院の問診票の集計は1つの医院の記録で、全国の歯科医院に当てはまるものではありません。問診票は様式が3種類あり、選択肢も様式ごとに異なります。生成AIの2件は選択肢ではなく自由記述に現れたもので、割合としては扱えません。患者個人が特定される情報(氏名、年齢、住所、治療内容)は含んでいません。
出典
- 総務省「令和8年版 情報通信白書」第Ⅰ部第1章第1節
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r08/pdf/n1110000.pdf - 厚生労働省「令和5年受療行動調査(確定数)」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jyuryo/23/kakutei.html
※総務省の調査は2025年度から15〜19歳が対象に加わっています。分析日:2026年10月22日。本ページの図は、総務省・厚生労働省の公表データと当院の問診票をもとに、医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが作成したものです。
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