40〜74歳の6人に1人が噛むことに困りごと、70〜74歳では約4人に1人|特定健診の質問票2,850万人分

— この記事の監修者
湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長
日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。
プロフィール詳細を読む →特定健診の質問票にある「食事をかんで食べる時の状態」
40〜74歳の人が受ける特定健診には、生活習慣を尋ねる質問票があります。その中に「食事をかんで食べる時の状態はどれにあてはまりますか」という質問があり、3つの選択肢から本人が選んで答えます。
歯や歯ぐき、噛み合わせの状態は、本人が気づかないまま変わっていくことがあります。噛むことについての困りごとが、どの年代にどれくらいあるのかを、全国の回答で確かめました。
年代別の割合

- 何でもかんで食べることができる:83.22%
- 歯や歯ぐき、かみあわせなど気になる部分があり、かみにくいことがある:16.14%
- ほとんどかめない:0.64%
- 年代別(かみにくい・ほとんどかめないの合計):40〜44歳 9.80%/45〜49歳 11.97%/50〜54歳 15.02%/55〜59歳 17.94%/60〜64歳 20.85%/65〜69歳 22.66%/70〜74歳 24.30%
北海道は6年間、全国を上回っている
- 北海道(910,357人):かみにくいことがある 17.71%/ほとんどかめない 0.90%(合計18.60%)
- 都道府県の幅(合計の割合):最も高い県 20.63%、最も低い県 14.52%
- 全国の推移:2018年度 17.17%/2019年度 17.35%/2020年度 17.29%/2021年度 17.36%/2022年度 17.11%/2023年度 16.78%
- 北海道の推移:2018年度 18.23%/2019年度 18.54%/2020年度 18.60%/2021年度 18.53%/2022年度 18.53%/2023年度 18.60%
北海道は18.60%で、全国の16.78%を1.82ポイント上回りました。2018年度から2023年度までの6年間、北海道はどの年も全国を上回っています。歯ぐきの所見を年齢別に見た分析は歯ぐきの出血は20〜24歳で41.5%で扱っています。
この分析について

この割合は、本人が質問票に答えた自己申告によるものです。歯科医師による診査の結果ではなく、噛む力を測ったものでもありません。対象は特定健診を受けた40〜74歳の人で、住民全体や、ほかの年代の割合を示すものではありません。
公表されているファイルには全国の合計の行がないため、47都道府県と都道府県判別不可の全行を合算して全国の値としました。この項目に非公開(10未満)の値はありません。年代や地域による違いの原因を調べたものではなく、都道府県の差は小さく、順位は年によって入れ替わります。
割合は小数第3位を四捨五入しているため、内訳の合計と全体の値が一致しない場合があります(北海道の17.71%と0.90%の合計は、四捨五入前の値で18.60%です)。
出典
- 厚生労働省「第11回NDBオープンデータ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177221_00017.html - 厚生労働省「NDBオープンデータ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177182.html
※NDBオープンデータでは、集計値が10未満の項目は数値が公表されていません。推移に用いた2020年度は一部の年齢別の値が非公開ですが、合計の値は公表されています。分析日:2026年10月22日。本ページの数値と図は、厚生労働省「第11回NDBオープンデータ」(推移は第6回〜第10回)を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。
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