歯の病気での通院と「かみにくい」と感じる人の割合を年齢別に比較|2025年国民生活基礎調査
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歯の病気での通院と「かみにくい」と感じる人の割合を年齢別に比較|2025年国民生活基礎調査

— Published 2026.11.05
湯口晃弘

— この記事の監修者

湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長

日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。

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2025年の国民生活基礎調査で、歯の病気で通院している人は人口千人あたり54.9人でした。通院の割合は80〜84歳の108.9人まで年齢とともに高くなり、85歳以上では76.2人に下がります。一方「かみにくい」と感じている人は85歳以上で83.6人と、通院を上回っていました。
目次

国民生活基礎調査で分かること

国民生活基礎調査は、厚生労働省が全国の世帯を対象に行う調査です。3年に1度の大規模な調査では、健康票で、ふだんの自覚症状や、どの病気で通院しているかをたずねています。2025年は大規模な調査の年にあたり、2026年7月に結果が公表されました。

歯の病気で通院している人の割合と、「歯が痛い」「歯ぐきのはれ・出血」「かみにくい」と感じている人の割合を、年齢ごとに並べて確かめました。

年齢別の通院者率と有訴者率

年齢別に見た歯の病気の通院者率と「かみにくい」などの有訴者率(全国・2025年・人口千人あたり)
年齢別に見た歯の病気の通院者率と「かみにくい」などの有訴者率(全国・2025年・人口千人あたり)

歯の病気の通院者率(全国・人口千人あたり)

  • 総数 54.9人(男 51.3人/女 58.3人)。2022年は52.5人
  • 通院者率を傷病別に見ると、高血圧症(143.0人)、脂質異常症(70.9人)、眼の病気(59.3人)、糖尿病(55.8人)に次ぐ値

年齢別(全国・人口千人あたり)歯の病気で通院/歯が痛い/歯ぐきのはれ・出血/かみにくい

  • 20〜24歳 17.1人/5.4人/3.3人/0.9人
  • 40〜44歳 36.7人/13.8人/9.5人/3.6人
  • 60〜64歳 72.6人/14.7人/21.1人/17.0人
  • 80〜84歳 108.9人/28.0人/30.2人/69.1人
  • 85歳以上 76.2人/22.4人/25.4人/83.6人

北海道(本分析で算出・人口千人あたり)

  • 歯の病気で通院 45.4人(全国 54.9人)。15〜64歳 35.1人(全国 41.8人)、65歳以上 72.6人(全国 89.2人)
  • 歯が痛い 12.8人/歯ぐきのはれ・出血 15.6人/かみにくい 19.0人(全国 13.5人/15.7人/19.7人)

85歳以上で並びが入れ替わる

歯の病気で通院している人の割合は、年齢とともに高くなり、80〜84歳で人口千人あたり108.9人でした。85歳以上では76.2人と、80〜84歳より低くなっています。

これに対して「かみにくい」と感じている人の割合は、60〜64歳の17.0人、75〜79歳の47.8人、85歳以上の83.6人と、年齢とともに上がり続けています。5歳ごとの年齢区分で、「かみにくい」が歯の病気での通院を上回ったのは85歳以上だけでした。2022年の調査でも、85歳以上では「かみにくい」(78.0人)が歯の病気での通院(64.2人)を上回っていました。

北海道では、歯の自覚症状の割合は全国とほぼ同じ水準でしたが、歯の病気で通院している人の割合は全国より低く、15〜64歳、65歳以上のどちらの区分でも全国を下回っていました。

この分析について

この分析の概要
この分析の概要(調査主体・対象・期間・集計方法・分析日・出典・注意)

数値はすべて人口千人あたりの人数(人口千対)です。百分率にする場合は10で割ります(例:54.9人=5.49%)。

国民生活基礎調査の健康票は、世帯が調査票に記入する自己申告の調査です。「歯の病気」は回答者の申告によるもので、診断を確認したものではありません。また、むし歯や歯周病などの内訳は分かりません。

通院者・有訴者には入院している人を含みません(割合の分母には含みます)。社会福祉施設に入所している人は調査の対象外のため、85歳以上の値は在宅などで暮らす人の値です。

通院者率と有訴者率は別々の質問の集計で、同じ人を追ったものではありません。「かみにくい」と感じている人のうち、どれだけの人が通院しているかは、この集計からは分かりません。

年齢と通院者率・有訴者率の関係は、同じ時点の集計を並べたものです。年齢が通院や症状の原因であることや、通院の有無と症状の因果関係を示すものではありません。

北海道の値は公表された率ではなく、第136表・第133表の人数(千人単位)を第118表の世帯人員で割って本分析で算出しました(小数第2位を四捨五入)。全国では同じ方法で公表値と一致することを確かめています。年齢構成の違いは調整しておらず、標本調査のため誤差を含みます。

2022年と2025年は別の標本による調査です。値の差は、そのまま増減を示すとは限りません。

出典

※全国の値は第108表・第98表に公表された値です(小数第1位まで)。北海道の値は本分析で算出した値です。

※分析日:2026年11月2日。本ページの数値と図は、厚生労働省「国民生活基礎調査」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。

よくあるご質問

歯の病気で通院している人はどれくらいいますか?
2025年の国民生活基礎調査では人口千人あたり54.9人(5.49%)でした。2022年は52.5人です。自己申告の調査で、むし歯や歯周病などの内訳は分かりません。
年齢によって違いますか?
80〜84歳の108.9人まで年齢とともに高くなり、85歳以上では76.2人でした。85歳以上の値には社会福祉施設に入所している人は含まれません。
「かみにくい」と感じている人はどれくらいですか?
60〜64歳で17.0人、75〜79歳で47.8人、85歳以上で83.6人と、年齢とともに上がり続けていました(人口千人あたり)。
通院と「かみにくい」は同じ人の数字ですか?
いいえ。別々の質問の集計で、同じ人を追ったものではありません。「かみにくい」と感じている人のうち何人が通院しているかは分かりません。
— Consultation

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歯ぐきや骨の状態は、歯周組織検査とレントゲンで確かめられます。札幌・大通駅直結のユアーズデンタルクリニックでご相談を承っています。

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