歯周病などで継続的に医療を受けている人は推計1,135万4千人|2023年の患者調査
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歯周病などで継続的に医療を受けている人は推計1,135万4千人|2023年の患者調査

— Published 2026.11.05
湯口晃弘

— この記事の監修者

湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長

日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。

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2023年(令和5年)の患者調査で、「歯肉炎及び歯周疾患」で継続的に医療を受けている人(総患者数)は全国で推計1,135万4千人でした。同じ推計方法による2020年の860万4千人から32.0%増え、75歳以上は44.2%増えています。厚生労働省の公表データで確かめました。
目次

患者調査の「総患者数」とは

患者調査は、厚生労働省が3年ごとに行う調査で、全国の医療機関を利用する患者を抽出して、病気の種類ごとの患者数を推計しています。歯科診療所も調査の対象です。2023年(令和5年)の調査が最新で、2024年12月に結果が公表されました。

このうち「総患者数」は、調査日に受診していない人も含めて、継続的に医療を受けている人の数を推計したものです。歯周病を含む「歯肉炎及び歯周疾患」について、全国と北海道の値を確かめました。

総患者数の推移と内訳

「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数(全国・推計)。2020年860万4千人、2023年1,135万4千人で3年で32.0%増
「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数(全国・推計)。2020年860万4千人、2023年1,135万4千人で3年で32.0%増

「歯肉炎及び歯周疾患」の総患者数(全国・推計)

  • 2023年 1,135万4千人(男性445万4千人/女性689万9千人)
  • 2020年 860万4千人(男性338万8千人/女性521万5千人)
  • 3年で275万人、32.0%の増加

2023年の内訳(全国・推計)

  • 女性の割合 60.8%
  • 65歳以上 544万6千人(全体の48.0%)/75歳以上 300万9千人
  • 5歳ごとの区分で一番多いのは70〜74歳の128万8千人
  • 20〜24歳 15万人/25〜29歳 29万1千人/30〜34歳 31万人/35〜39歳 41万人

北海道(患者住所地・推計)

  • 2023年 47万7千人(全国の4.2%)/2020年 34万3千人

75歳以上は3年で44.2%増

2020年から2023年にかけて、総患者数は男性で31.5%、女性で32.3%増えました。年齢で見ると、65歳以上は29.4%増、75歳以上は208万6千人から300万9千人へと44.2%増えています。

一方で、この統計は医療を受けている人の数の推計で、歯周病がある人の数を示すものではありません。増えた理由が、受診する人が増えたためなのか、人口の高齢化や2020年の受診控えからの戻りによるものなのかは、この統計だけでは分かりません。

20代・30代でも、25〜29歳で29万1千人、35〜39歳で41万人が継続的に医療を受けていると推計されています。歯ぐきの病気は、若い年代から通院の対象になっています。

この分析について

この分析の概要
この分析の概要(調査主体・対象・期間・集計方法・分析日・出典・注意)

総患者数は、調査日に医療機関を受診した患者をもとに、平均診療間隔などを用いて算出した推計値です。歯周病がある人の数(有病者数)ではありません。

表の値は千人単位です。年齢階級ごとの総患者数は階級ごとに推計されているため、足し合わせても総数とは一致しません。本分析では年齢階級の値を足し合わせていません。

2020年の調査から総患者数の推計方法(平均診療間隔の算出)が変わっています。本分析では、同じ方法で推計された2020年と2023年だけを比べました。

2020年の調査は新型コロナウイルス感染症の流行下で行われました。本分析は数字の推移を示したもので、増加の原因を示すものではありません(相関や因果関係は検証していません)。

都道府県別の値は標本が小さく、誤差が大きくなります。北海道の値は目安としてご覧ください。札幌市単独の値は公表されていません。

出典

※総患者数は表の値(千人単位)を「万・千人」に書き換えています。割合・増加率は表の値から算出し、小数第2位を四捨五入しました。

※分析日:2026年11月2日。本ページの数値と図は、厚生労働省「患者調査」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。

よくあるご質問

歯周病で医療を受けている人は何人いますか?
2023年の患者調査では、「歯肉炎及び歯周疾患」で継続的に医療を受けている人(総患者数)が全国で推計1,135万4千人でした。推計値で、歯周病がある人の数(有病者数)ではありません。
2020年と比べて増えていますか?
2020年の860万4千人から32.0%増えました。増えた理由が受診する人の増加なのか、高齢化や受診控えからの戻りなのかは、この統計だけでは分かりません。
どの年代が多いですか?
5歳ごとの区分では70〜74歳の128万8千人が一番多く、65歳以上が全体の48.0%でした。25〜29歳でも29万1千人と推計されています。
北海道の値はありますか?
患者住所地による北海道の値は2023年が47万7千人(全国の4.2%)です。標本が小さく誤差が大きいため、目安としてご覧ください。
— Consultation

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歯ぐきや骨の状態は、歯周組織検査とレントゲンで確かめられます。札幌・大通駅直結のユアーズデンタルクリニックでご相談を承っています。

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