学校健診で歯ぐきの診断が必要とされた子どもの割合|2025年度の学校保健統計
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学校健診で歯ぐきの診断が必要とされた子どもの割合|2025年度の学校保健統計

— Published 2026.11.05
湯口晃弘

— この記事の監修者

湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長

日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。

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2025年度の学校健診で、歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもは、6歳で0.73%、14歳で3.63%でした。中学生は3.47%、高校生は3.28%で、2006年度より低い水準です。文部科学省の学校保健統計調査で確かめました。
目次

学校健診の「歯肉の状態」とは

学校では毎年、学校保健安全法にもとづく健康診断で歯と口の状態を調べています。文部科学省の学校保健統計調査は、その結果を全国から抽出した学校について集計したものです。

この調査では、むし歯(う歯)のある子どもの割合とあわせて、「歯肉の状態」として、歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合が公表されています。2025年度の結果から、歯ぐきの数字を中心に確かめました。

年齢別・学校種別の割合

歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合(全国・2025年度・6歳から17歳)
歯ぐきに炎症があり歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合(全国・2025年度・6歳から17歳)

2025年度 歯ぐきに炎症があり、歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合(全国)

  • 6歳 0.73%/7歳 1.36%/8歳 1.89%/9歳 2.36%/10歳 2.84%/11歳 2.89%
  • 12歳 3.20%/13歳 3.56%/14歳 3.63%
  • 15歳 3.27%/16歳 3.20%/17歳 3.36%
  • 学校種別 小学校 2.05%/中学校 3.47%/高等学校 3.28%

学校種別の推移(全国・歯ぐき/むし歯のある子ども)

  • 小学校 2006年度 2.49%/67.80% → 2025年度 2.05%/30.83%
  • 中学校 2006年度 5.71%/59.66% → 2025年度 3.47%/25.23%
  • 高等学校 2006年度 5.46%/70.06% → 2025年度 3.28%/32.77%
  • むし歯のある子どもの割合は、1975年度には小学校94.43%、中学校93.68%、高等学校94.94%でした

年齢とともに高くなる歯ぐきの数字

歯ぐきについて歯科医師による診断が必要とされた子どもの割合は、6歳で0.73%、14歳で3.63%でした。6歳と14歳では約5.0倍の差があります。中学生と高校生では、どの年齢も3%台でした。

推移を見ると、中学生は2006年度の5.71%から2025年度は3.47%、高校生は5.46%から3.28%に下がっています。同じ期間に、むし歯のある子どもの割合は中学生で59.66%から25.23%、高校生で70.06%から32.77%に下がりました。

北海道の2025年度の値は、歯ぐきが中学生2.6%・高校生1.7%、むし歯のある子どもが中学生32.3%・高校生43.6%でした。都道府県の値は標本の数が限られ、学校での判定の違いも含むため、全国との差は幅を持って見る必要があります。

この分析について

この分析の概要
この分析の概要(調査主体・対象・期間・集計方法・分析日・出典・注意)

「歯肉の状態」は、学校の健康診断で歯ぐきに炎症があり、歯科医師による診断が必要と判定された子どもの割合です(文部科学省の用語の解説による)。経過を見る段階の「歯周疾患要観察者(GO)」は含まれず、歯周病と確定したことを示すものでもありません。

学校保健統計調査は標本調査で、数値は推定値です。文部科学省は2025年度のむし歯(計)の割合の標準誤差を、小学校0.27、中学校0.31、高等学校0.40と示しています。歯ぐきの項目の標準誤差は公表されていません。

文部科学省は、2020年度から2023年度の数値は調査時期の異なる数値を含むため、他の年度と比較できないとしています。本分析の推移では、この4年度を比較に用いていません。

本分析は公表された割合を並べたもので、年齢や年度による違い、北海道と全国の違いの原因を示すものではありません。むし歯と歯ぐきの数字が同じ期間に下がっていることも、一方が他方の原因であることを示すものではありません。

年齢は各年度の4月1日時点です。歯ぐきの数字は小学校・中学校・高等学校を中心に扱いました(幼稚園の5歳は0.27%)。

出典

※割合は各表に公表された値です(全国は小数第2位、北海道は小数第1位)。2006年度の値は第15表の平成18年度、1975年度の値は同表の昭和50年度です。

※分析日:2026年11月2日。本ページの数値と図は、文部科学省「学校保健統計調査」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。

よくあるご質問

学校健診の「歯肉の状態」は何を示していますか?
歯ぐきに炎症があり、歯科医師による診断が必要と判定された子どもの割合です。経過を見る段階の「歯周疾患要観察者(GO)」は含まれず、歯周病と確定したことを示すものでもありません。
何歳でどれくらいの割合ですか?
2025年度は6歳で0.73%、14歳で3.63%でした。中学生と高校生では、どの年齢も3%台でした。
昔と比べて変わっていますか?
中学生は2006年度の5.71%から2025年度は3.47%、高校生は5.46%から3.28%に下がっています。2020〜2023年度は比較できない年度のため除いています。
むし歯のある子どもはどれくらいですか?
2025年度は小学校30.83%、中学校25.23%、高等学校32.77%でした。1975年度はいずれも9割を超えていました。
— Consultation

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歯ぐきや骨の状態は、歯周組織検査とレントゲンで確かめられます。札幌・大通駅直結のユアーズデンタルクリニックでご相談を承っています。

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