歯周組織再生誘導手術は年1,652回、歯周基本治療の約4.6万分の1|NDBで見た歯周外科

— この記事の監修者
湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長
日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。
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NDB(レセプト情報・特定健診等情報データベース)は、保険診療として実際に請求された内容を集計した全数データです。アンケートによる推計ではなく、何回行われたかの実数がわかります。
歯周病の治療には、歯石を取る歯周基本治療から、歯ぐきを開いて行う手術、失われた組織の再生を図る手術まで幅があります。それぞれが全国で年間どれくらい行われているのかを、同じ年度のデータで並べました。
術式ごとに4桁の差がある

- 歯周基本治療(スケーリング):75,450,023回/北海道 2,121,742回
- 歯周病安定期治療(20歯以上):22,163,759回/882,796回
- 歯肉剥離掻爬手術(フラップ手術):736,292回/36,633回
- 歯肉切除手術:186,036回/10,700回
- 歯周組織再生誘導手術(一次手術):1,652回/20回
- 歯肉弁歯冠側移動術:1,290回/12回
- 遊離歯肉移植術:674回/17回
歯周基本治療の75,450,023回に対し、歯周組織再生誘導手術の一次手術は1,652回でした。歯周外科の中で比較しても、歯肉剥離掻爬手術736,292回に対して445分の1にあたります。
この数字が示していること、示していないこと

この数値は、保険点数として算定された回数です。自由診療として行われた歯周組織再生療法や歯肉移植は、このデータには含まれません。ここに出ている回数が日本で行われた再生療法のすべてではありません。
NDBオープンデータは、集計値が10未満の場合に非公開(ハイフン表示)となる決まりがあります。小さい値については、表示が実数と一致しない場合があります。
算定回数が少ないことは、その術式の必要性や適切さを示すものではありません。また特定の医院で受けられることを示すものでもありません。歯ぐきや骨の状態によって選べる方法が変わります。骨が失われた場合の選択肢は歯周病で溶けた骨は増やせるで解説しています。
出典
- 厚生労働省「NDBオープンデータ」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177182.html - 国立保健医療科学院「歯っとサイト」NDBオープンデータ
https://www.niph.go.jp/soshiki/koku/oralhealth/data8.html
※NDBオープンデータは集計値が10未満の場合は非公開(ハイフン表示)となるため、小さい値は実数と一致しない場合があります。全国値は都道府県別ファイルの値に統一しています。分析日:2026年9月29日。本ページの数値と図は、厚生労働省「NDBオープンデータ」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。
よくあるご質問
まずは、お話をお聞かせください。
歯ぐきや骨の状態によって、選べる治療は変わります。歯周組織検査とレントゲンで今の状態を確認できます。札幌・大通駅直結のユアーズデンタルクリニックでご相談を承っています。
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