75歳以上の歯周ポケット4mm以上は56.5%、25年で2.0倍|歯が残る時代の歯ぐきの所見

— この記事の監修者
湯口 晃弘(ゆぐち あきひろ)/ 医療法人令徳会 理事長・ユアーズデンタルクリニック院長
日本歯周病学会認定医、EAO(European Association for Osseointegration)認定医、5-D Japan ペリオインプラントコース インストラクター。2026年5月、米国歯周病学会の公式誌 Clinical Advances in Periodontics に筆頭著者として症例報告を発表(DOI: 10.1002/cap.70076)。
プロフィール詳細を読む →8020は達成されつつある
80歳で20本の歯を残そうという8020運動が始まったのは1989年です。令和6年の調査では、80歳で20本以上の歯を持つ人の割合は61.5%でした(令和4年は51.6%)。歯を残せる人は増えています。
歯周ポケットの検査は、歯がなければ行えません。高齢の年齢階級で歯周ポケットの割合がどう動いてきたかを確かめました。
6時点を通して上がり続けている

- 75歳以上:1999年 28.0%/2005年 36.5%/2011年 44.9%/2016年 50.6%/2022年 56.0%/2024年 56.5%
- 65〜74歳:1999年 45.5%/2024年 56.2%
- 55〜64歳:1999年 50.0%/2024年 56.6%
- 令和6年の年齢階級別(4mm以上/6mm以上/診査の対象となる歯がない人):75〜79歳 54.9%/16.2%/9.2%、80〜84歳 61.6%/22.7%/6.8%、85歳以上 51.5%/16.6%/18.9%
所見が増えたことを、どう読むか
同じ調査では、1人平均現在歯数が65〜69歳の年齢階級を除いて増えています。また85歳以上で診査の対象となる歯を持たない人は18.9%で、80〜84歳では6.8%でした。
歯を残せるようになった結果として、歯ぐきを診る対象が増えたという読み方も成り立ちます。どちらか一方に決めることは、この調査の数値からはできません。
この分析について

割合の上昇について、原因を特定したものではありません。診査の対象となる歯が増えたことの影響を含みます。調査は原因を調べる設計になっていません。
令和6年調査から全国補正値(人口構成に合わせた重み付け集計)が導入されており、令和4年以前の調査との比較には注意が必要です。歯周ポケットの年次推移は、平成11年と平成17年以降で1歯あたりの診査部位が異なります。
若い世代の推移は15〜24歳の歯周ポケットは25年で2.4倍で扱っています。
出典
- 厚生労働省「令和6年歯科疾患実態調査の結果について」(令和7年6月26日公表)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59190.html
※令和6年調査から全国補正値が導入されており、令和4年以前との比較には注意が必要です。歯周ポケットの年次推移は、平成11年と平成17年以降で1歯あたりの診査部位が異なります。割合は対象となる歯を持たない人を含めて算出されています。分析日:2026年9月29日。本ページの数値と図は、厚生労働省「歯科疾患実態調査」を医療法人令徳会 ユアーズデンタルクリニックが加工して作成したものです。
よくあるご質問
まずは、お話をお聞かせください。
歯が残っているからこそ、それを支える組織をどう守るかが課題になります。歯周組織検査とレントゲンで今の状態を確認できます。札幌・大通駅直結のユアーズデンタルクリニックでご相談を承っています。
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